先日「手打ちを直したい・・・」という方が、私のレッスンを受講しました。
ゴルフ仲間に
「手打ちになっているから球が飛ばないんだよ」
「もっと腰を入れて体を使って打たないと飛ばないよ」と言われたそうです。
その方も自主練習で、手をなるべく使わないで体を動かすようにスイングするとか、体重移動を意識して手打ちにならないように練習したそうですが、
余計に球が飛ばなくなってしまったとのことです。
皆さんはいかがでしょうか?
「手打ち」はいけない!となんとなくイメージはあると思いますが、どんな動きが手打ちなんでしょうか?
私は「手を使う場所」で手打ちか、そうでないか決まると思います。
手を使う場所とは、道具(ゴルフクラブ)を扱う場所のことです。
道具(ゴルフクラブ)は体の正面で扱うのが基本です。
もう少し範囲を絞ると首幅の前です。
逆に言うと体の正面(首幅の前)ではない所では道具は扱いにくくなります。
ゴルフでは、首幅から外れたところで道具を扱うのが手打ちということになります。
例えば、食事。
左手にお茶碗を持って、右手に箸を持って食事をしますよね。
この時はいかがでしょうか?
体の正面(首幅の前)で道具(お茶碗、箸)を扱っていませんか?
それはこの場所が食べやすい所、道具を扱いやすい所なんです。
首幅から外れた場所で(左肩の前でお茶碗を持つとか)は食べにくいし、
食べモノをこぼしてしまうかもしれません。
ゴルフも同じです!
体の正面で(首幅の前)クラブを持ちスイングする!
それが手打ちと言われないスイングで、道具を扱いやすい場所です。
それでは練習方法です
練習方法
①アドレスチェック
先ずは、セッティングで首幅の前にグリップをするようにします。
直立して首幅の前でグリップします。
そのままアドレスしましょう。
②ドリル
足幅を首幅にして球を打つ練習が有効です!
・足幅を狭くして指2本の間隔に揃えて直立します。(指2本の間隔が首幅です)
・グリップを首幅の前にセットします。
そこから前傾して、アドレスです。
そのまま打つ練習をしましょう。
このドリルは自然に首幅の位置でグリップすることができるようなり、インパクトでも首幅の前で球を捉えることができるようになります!
まとめ
・手打ちとは、体の正面(首幅の前)で道具を扱っていない動作をいいます。
・首幅の前で、グリップしてセッティングすることで手打ちが矯正されます。
・首幅(足幅を指2本幅)で練習することで、首幅の前でインパクトできるようなります。