グリーン周りのバンカーでのショット、苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか?
「バンカーから出すのに4回も5回もかかった…」
「トップしてしまい、ボールがグリーンを大きくオーバーしてOB…」
「バンカーの土手に当たって、結局また元の位置に戻ってしまった…」
そんな経験、あなたにもありませんか?
バンカーショット(エクスプロージョンショット)は、ボールの手前5~10センチにクラブヘッドを打ち込み、砂の爆発力を利用してボールを浮かせるのが基本です。
正しく打てば、フルスイングしてもボールはせいぜい30ヤードほどしか飛びません。
しかし、トップしてしまうとどうなるでしょう?
ボールが70ヤードほど飛び、グリーンを大きくオーバー
低く飛び出し、目の前の土手に当たって戻ってくる
こんなミスを防ぐために、アドレスで 「フェースの向き」と「肘の緩み」 の2つをチェックしてみましょう。
1. フェースの向き – 開きすぎに注意!
バンカーショットでは「フェースを開いて打つ」とよく言われます。
しかし、トップしやすい人がフェースを開きすぎると、逆にミスの原因になってしまうことがあるのです。
✔バンス角の役割を理解しよう
サンドウェッジ(SW/56°)は、他のクラブに比べて「バンス角」が大きく設計されています。
この バンス角のおかげで、クラブが砂に潜りすぎず、適度に弾かれてボールを浮かせることができます。
しかし、フェースを開きすぎるとどうなるでしょう?
クラブのバンス部分が砂に弾かれ、ボールに直接当たってしまう(=トップの原因)
トップしやすい人はフェースを“立てる”
トップが頻発する場合は、アドレスでフェースを開かず、 やや立て気味に(閉じ気味に)構えましょう。
フェースを少し左に向けるくらいでOK
そうすることで、インパクトでクラブがしっかり砂に潜り、トップしにくくなる
2. 肘の緩み – 力みを取って、クラブをしっかり下に振る
バンカーショットでは、アドレスでクラブヘッドを砂に付けずに 少し浮かせて構える ルールになっています。
そしてインパクトでは砂の中にクラブヘッドを潜らせます。
アドレスしたクラブヘッドの位置より5センチくらいは下を振らなければなりません。
そこが難しい所ですよね。
肘が伸びきった状態でアドレスすると、クラブを下に振るのが難しくなり、結果的にトップしやすくなります。
アドレスで肘を緩める
肩から腕をだらんと垂らすようにセット
力を抜き、肘に「遊び」を持たせる
そのままスイングすれば、自然とクラブヘッドが砂に潜りやすくなり、トップしにくくなる
バンカーショットが苦手な方ほど、緊張で腕に力が入りすぎる傾向があります。
アドレスの段階でリラックスし、 肘を適度に緩めること を意識してみてください。
まとめ – 2つのポイントを意識して、トップを防ごう!
✔ フェースの向き → 開きすぎず、やや立てて構える
✔ 肘の緩み → 力を抜いて、自然なスイングを
この2つを意識するだけで、バンカーからの脱出率が格段に上がります。
ぜひ次回のラウンドで試してみてください!