レッスンを初めて受講される方に、何か注意しているところはありますか?
と尋ねると
「スイング中に頭を動かさないように注意して練習しています」
とお答えになる方多いですね。
あなたはいかがですか?
プロの連続写真やスイング動画をスローなどで再生して見ると、確かにプロのスイングは頭が静止していて、インパクト後も球の在ったところを見ているように見えます。
これを真似して頭を止める(動かさないように)ことだけ意識して練習すると
頭は止まるけど窮屈で気持ちよくスイングできなくなることがあるので、注意が必要です。
最近はスマートフォンで簡単に撮影ができるので、自分で自分のスイングを動画に取り、プロゴルファーのスイングと比較して
「ここが悪い所だ!」
と自分のスイングとプロゴルファーのスイングの違いを見つけて、それを練習場で矯正しようと練習している方は多いのではないでしょうか?
そこで今回はヘッドアップ矯正方法についてお伝えしたいと思います。
ヘッドアップとは
頭がアドレスの位置よりインパクトで上がってしまうことを言います
球の直径は4.267㎝なので、頭が5㎝も上がれば5㎝上を振ることになるので空振りになります。
頭はスイング中に止まって見えるくらい静かに置かれているのがベストです。
頭を止めようと練習しても「上手く行かない・・・」という方も多いようです。
なぜでしょう。
アベレージゴルファーが頭を止めようと意識して練習すると、頭以外の場所も止まってしまいます。
特に体幹(胴体)が動けなくなります。
そのまま練習を続けると、スイングが窮屈なため体に負担が掛かり首や肩を痛め故障の原因にもなります。
ではどうすればよいか?
先ずは足裏(土踏まず)で地面をしっかり踏んでアドレスが出来ているかをチェックしてみてください。
カカトやつま先で地面を踏んでアドレスするのはNGです。
試しにクラブを持たずに直立し体をつま先の方に傾けたり、カカトの方に傾けたりしてみてください。
体を1~2㎝くらい傾けるだけでOKです。
つま先に体を傾けるとしっかり立っている感じはしますが、力んでいる状態です。
(ふくらはぎに力が入っていませんか?)
これではスイング中に体が回しにくく、その結果体が伸び上がったりします。
実はこんなことがヘッドアップにつながります。
次はカカトに体重をのせて体を後ろに傾けるとフラフラすると思います。
スイング中に体がフラフラすれば頭も動きます。
実はこれもヘッドアップの原因になります。
土踏まずで、しっかり地面を踏んでアドレスするのが大事です!
《練習方法》
アドレスを取り、体重をつま先に乗せたりカカトに乗せたりしましょう。
そして、その中間(つま先とカカトの)が土踏まずになりますので、土踏まずを踏めるところで体を止めましょう。
しっかりと土踏まずで地面を踏みスイングすると自然と頭も止まり、意識しなくてもヘッドアップが矯正されます。