「コンペだと、いつもは出ないような悪いスコアが出てしまう」
「本番に弱い・・・」
コンペや大事なラウンドでは、緊張していつもの実力が発揮できない。
そんな方、多いのではないでしょうか。
今日はゴルフのメンタルについてお話しさせていただきます。
ゴルフは4つの基本が上達して、初めて上達していきます。
①スイングトレーニング
②フィジカルトレーニング
③コースマネジメント
④メンタルトレーニング
この4つを100パーセントとすると、①~④が25パーセントずつ。
それぞれを同じようにトレーニングするのが上達するために必要です。
【メンタルトレーニングは意識しないとできない】
ゴルフの練習をする場合、①のスイングトレーニングだけがゴルフの練習だと思われがちですが、そうではありません。
例えば、良いショットを連発しても③のコースマネジメントが出来ていなければ、良いスコアはでません。
②のフィジカルトレーニングで、例えば下半身が強くなれば、①のスイングトレーニングでも更に力強い弾道で打てるようになります。
①のスイングトレーニング、②のフィジカルトレーニング、③のコースマネジメントの3つが出来ていても、④のメンタルトレーニングが出来ていなければ、3つを最大限に発揮できません。
ではどのようにトレーニングしたらよいのか
それは普段のラウンドで訓練するしかありません。
【メンタルトレーニングについてタイプ別に考えてみる】
通常のラウンド時に、前半9ホールと後半9ホールのスコアの差があるかないかについてタイプを分けます。
(タイプA)
・前半に良いスコアだと後半は悪くなる
(理由)良いスコアを出そうと気負って力が入る
・前半に悪いスコアだと後半は良くなる
(理由)どうぜ悪いスコアだからと諦め、余計な力が抜ける
(タイプB)
・初めてのコース、または同伴者が初対面だとスコアが悪くなる
(理由)緊張から余計な力が入る
・同伴者のプレーが遅い、スコアの数え間違いなどのイライラでスコアが悪くなる
(理由)イライラしてプレーどころではなくなる
・同伴者に何かしらの指摘を受け委縮してスコアが悪くなる
(理由)考えすぎて打てなくなる
(タイプAB)
タイプAとタイプBの両方混合のタイプ
【タイプ別対処法】
(タイプA)
・良いスコアを出そうと気負わないで常に平常心を心がける
・自分に出来る最大限のプレーでラウンドする(無理をしない)
・毎ホールごと、または途中でスコアを数えない
・毎ホールごとに気持ちを切り替える(失敗しても引きずらない)
(タイプB)
・いつも同じコース、同じメンバーではなくたまには違うコース、メンバーを変えてみる
・練習ではなく常に試合だと思ってラウンドしてみる
・同伴者に余計な気を遣わない
・同伴者のスコアと比べたり、同伴者のプレーを気にしない
・同伴者の発言を気にしないようにする
傾斜が多いか平たんであるか、距離が長いか短いかなど、コースによって差はありますが、メンタルが弱いと自覚がある方は概ね(タイプAB)であることが多いです。
ゴルフは練習する場所と実践の場所が違うスポーツです。
他のスポーツよりもメンタルが影響します。
ひたすら意識してトレーニングするしかありません。
大事な時に限っていつも通りのプレーが出来ずに悔しい思いをしている方、思い当たるところがある方。
意識してメンタルトレーニングをしてみましょう。